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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2007年10月25日

68  マンションの最新設備、誰が維持管理するのか? その1

最近のマンションは、最新設備が豊富で各デベロッパー(マンション販売業者)が競うように宣伝しています。たとえば次のような設備です。

 ☆ 居室の床に埋め込まれた、人に優しい快適な床暖房設備。

 ☆ 室内の汚れた空気の入れ替え、カビや結露の発生を抑える24時間換気システム。

 ☆ キッチンで発生する生ゴミをスイッチ一つで流し台の排水口で処理できるディスポーザー。

 ☆ 食器と洗剤を入れてスイッチを押せば、乾燥までしてくれる食器洗浄乾燥機。

 ☆ 手入れのしやすさと安全性の高いIHクッキングヒーター。

 ☆ 洗濯物干しやカビ防止、冬の暖房に浴室乾燥機と全自動のフルオートバス。

 ☆ 循環式温泉給湯設備のついた全戸天然温泉付マンションまで

その他、数え上げればきりがないほど、新しい設備を標準装備したマンションが誕生しています。

しかし、いいことずくめではあるがデメリットはないのだろうか、これらの設備の耐用年数はどのくらいあるのでしょうか。売主が保証するのはアフターサービス期間のせいぜい引渡し後2年間です。

平成12年から施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき、売主による新築マンションの瑕疵担保責任は強化されましたが、上記の設備については、売主が任意の住宅性能表示制度を利用しない限りほとんど該当していません。

つまり、マンションを購入した後は、特別に欠陥がない限りマンション所有者の責任で全ての設備を維持管理しなくてはなりません。

これらは、売主が契約時に作成した建物の長期修繕計画書にはあまり反映されていないと思われます。

便利な設備を手にすると同時に将来の出費を覚悟しなければなりません。

次回、その一例を見てみたいと思います。


全国小中学力調査結果、知識はOK、応用問題に課題ありだそうです。世の中、何が正解かわからないことだらけです。  

Posted by haru at 07:31Comments(0)