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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2007年10月18日

64  マンションは永住にふさわしい住まいか? その4

現在住んでいるマンションを永住するのにふさわしいマンションにするには、ハード面に関しては、あるところまでは、そこそこの費用さえ負担できれば方法はあります。

建物のバリアフリー対応として 「段差の解消やスロープ化」 「手摺の取り付け」 「出入り口の改良」 「車椅子移動用のスペースの拡大」等は、ある程度は比較的可能です。

しかし、寝たきり老人が暮らす為に、ストレッチャーが自由に使用できるには、費用を掛けても既設のマンションではかなり無理があります。

たとえば、ストレッチャーのまま、エレベーターで移動できるようにする改良費用はエレベーターシャフトであるコンクリート部分の改良が必要であり、多額の費用を負担しなければなりません。

ただし、あまり知らない人もいるようですが、既設のマンションでも通常はエレベーターの籠の中にあって、扉で閉鎖されていますが、ストレッチャーや棺桶のまま運搬可能なエレベーターもありますので、自分の住むマンションはどうなっているか一度確認してみてください。

最近では単に障害を取り除く「バリアフリーデザイン」という考え方から、最初から障害のないものをあわせてつくる、高齢者等だけではなく誰でもが住みよい環境として「ユニバーサルデザイン」と呼ばれる考え方に代わってきています。社会的なニーズが複雑に変化してきています。そしてそれに対応したマンションも生まれつつあるようです。

最近は、若い人でも発症するようですが、長寿になればなるほど、認知症の可能性は高くなることが、想像できます。

まだ、利用率は低いそうですが、平成12年からスタートした「成年後見制度」の利用など単身高齢者の増加を想定した対策を講じておく必要もあります。

本当に安心して永住する為には建物のハード面を改良するだけではなく、高齢者同士の相互扶助や介助のシステムをマンションを含む地域全体で取り組むコミュニティーとして考え、高齢者対応に関するソフトの問題を解決しなければなりません。

阪神・淡路大震災後に経験した仮設住宅やその後の復興住宅での多くの「孤独死」が、これから予想される「限界集落化」したマンションで再現されない為にも。


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Posted by haru at 08:52Comments(0)